第29回発表会は大盛況!!

去る10月13日 (月・祝)彩の国さいたま芸術劇場小ホールにて森下ピアノ教室第29回発表会”小さな彩の音楽会”を開催しました。

第1部

第1部ピアノ独奏では、幼稚園年中〜大人までの皆さんが1年総仕上げの曲を力演しました。

それぞれ発表会には思い入れがあります。「今年は何を演奏しようか」と早くから選曲を始める生徒さんも多くなりました。
受験や定期テスト、お仕事を抱えながら計画的に練習をしたり本番にピークが来るように調整したりと自分のペースに合わせて発表会という大舞台に挑みました。

曲を仕上げる過程では困難にぶつかることが何度もありますが、それを乗り越え本番では立派な演奏をしてくれました。
その陰には本人の努力はもちろんですがご家族のサポートがあったことは間違いありません。
毎回のレッスンには付き添い、メモや録画を取り家庭でのコーチングや精力的なフォローしていただいたお母様お父様、ありがとうございました。そうしてまた次回成長した皆さんのさらに上達した演奏を聴くのを楽しみにしています。

第2部

第2部は日本の伝統的な楽器、尺八の奏者 岩田卓也さんをお招きし、ピアノの森下翔巧先生、エレクトーンの宮崎瑞芽先生も加わって尺八の世界を楽しんでいただきました。

岩田さんは数々のコンクール優勝、最近では2012年の国際大会で優勝という実力の持ち主、日本音楽のみならずポピュラー、ジャズ、クラシック音楽等何でもこなすスーパー奏者。プログラムは春の海、トルコ行進曲、レット・イット・ゴー〜ありのままで〜、情熱大陸、ホールニューワールドとバラエティー豊かで、子どもたち、お父さんお母さんも大好きな曲を演奏していただきました。

尺八の音色は、人の息づかいそのものが織りなすニュアンスやディナミークが生き物のように様々に変化して、言葉を聴いているような繊細さを感じました。その奥深さに魅了されあっという間の30分間でした。
尺八を聴いた経験のない子供たちはもちろんお父さんお母さんからもとても好評をいただきました。

第3部

第3部ではディズニーの「アラジン」を上演しました。

アンサンブル演奏を劇版で始めたのは1991年のチャイコフスキー作曲「くるみ割り人形」が初演です。当時はアンサンブル演奏といっても会場のピアノと自宅から持ち込んだ電子ピアノとの二重奏のみ、お話しは、絵本を書き直したものを陰マイクで先生が一人声色を変えながら朗読していました。映像はというとこれも絵本の挿絵からスライドを作成し、主導で1枚1枚取り替えるという手間のかかる作業でした。それが年を得るごとに少しずつ進化し今やミュージカルといえる作品にまで発展しました。

今回の「アラジン」は劇中音楽10曲とカーテンコール1曲のアンサンブル演奏と子供たちのうた、ゲストの児玉興隆さんやラ・ルーナの皆さんによる独唱やコーラス、キャストの皆さんの声優さながらの朗読、「ぞう」や「魔法のじゅうたん」、「鳥」に扮したお父さんお母さん方のパフォーマンスなど、皆素晴らしく、それぞれが各持ち場で持てる力を発揮しそれがハーモニーとなって一つの作品をさらに高みへ押し上げていると感じました。

第3部上演にあたって、編曲の森下翔巧先生、Ele音源作成の宮崎瑞芽先生、シナリオ作成の松井由美子さん、振付の横内夏菜さん、プラカード作成の佐藤るみ子さん、アイディアと工夫を凝らした衣装作りのお母様方、キャストの川村邦子さん、三浦尚子さん、三浦泰さん、大変お世話になりました。そして開催にあたり舞台担当の佐藤広子先生、佐野裕美子先生、長年お手伝いいただいている三隅ファミリー、印刷物作成の田中一美さん、各係りのお母様方、劇場スタッフの皆さん、ほんとうにありがとうございました。

森下富未

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