第36回発表会

2021年12月19日彩の国さいたま芸術劇場小ホールにて第36回発表会を開催しました。

プログラムは3部構成にし、入れ替え制で密を避けるようにし、マスク着用、消毒、換気を徹底するなど万全の対策をし、無事終了することができました。

初めて参加する子どもたちはとても緊張した様子でしたが、ステージに上がると堂々と自分の演奏を披露しました。

ピアノ学習というのは、困難の連続です。それを親御さんが上から目線で練習させるのではなく、子供の心理を理解し、寄り添うことができることは、山あり谷ありのピアノ練習を乗り越える大きな鍵となるでしょう。

また、発表会では、それぞれがバラエティーに富んだ曲を演奏しますが、選曲をするとき興味深い反応を見せてくれます。普段おとなしい子でも自分の好みをはっきりと意思表示してくれます。どのお子さんも自分の感性をしっかり持っていることに驚かされます。

幼稚園、小学校低学年くらいの年齢では提示した曲を好きか嫌いで答えます。小学校高学年くらいになると名指しであの曲が弾きたいという具合に変わっていきます。

今回も残念ながらグループでのアンサンブル演奏はできませんでしたが、その余力を個人演奏に注ぎ込みました。

発表会では本人ばかりでなく、サポートしてくださるご家族や、もちろん指導者も同じ目標に向かって邁進するので飛躍的に実力がアップします。今回も皆さんの上達度を拝見すると、年一度の集大成である発表会は欠かせない機会であると、改めて感じております。

今年も無事発表会が終了できましたことに感謝するとともに、ご尽力くださった御父兄の皆さんやスタッフの方々に心より御礼申し上げます。


森下富未

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